螺鈿蒔絵について

螺鈿蒔絵01
螺鈿蒔絵02

■螺鈿蒔絵について

螺鈿は奈良時代より発達した日本の伝統工芸です。

螺鈿(青貝)は あわび、夜光貝、白蝶貝などを薄い板状に摺り、

文様に切り抜き、素地に貼り漆を塗り研ぎだしたものです。

螺は貝を意味し鈿は「ちりばめる」を意味します。

素地には主に木材を用い、天日や室内に数年間乾燥させたものを使用し

布着せなどで補強をし、下地塗り、中塗り上塗りを施し、研ぎだしたものです。


蒔絵は螺鈿を平面に仕上げる研ぎ出し蒔絵や平蒔絵、高蒔絵、

ししあい肉合蒔絵などがあり、図柄によて金粉、銀粉、切り金、貝の種類などを使い分けます。

作品によっては工程数200以上の場合もあり、製作期間三年を要するものもあります。

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